甘酒の作り方、米麹で作るのが断然オススメな理由 「飲む点滴」「飲む化粧水」と呼ばれる効果とは

甘酒といえば、初詣の帰りに甘酒飲んで温まろう〜なんて甘酒=冬のイメージがあります。

こんにちは、ローフードアーティストのEricaです。
我が家の近くの神社でも毎年行われる「甘酒祭り」は12月の寒い時期です。
しかし、甘酒は元々は夏のドリンクでした。甘酒には夏バテ防止の効果があり、江戸時代には、甘酒売りが夏の風物詩でした。
俳句の世界でも、甘酒は夏の季語です。昔の人は暑い夏には氷で冷やした甘くてトローリとした舌触りの甘酒を飲んでいたんです。

冬の甘酒が定番になったワケは、甘酒の材料である麹作りにあります。麹作りは気温の寒い冬の時期に行います。気温と湿度の高い夏場では、仕込み中に雑菌が混入するリスクが高くなります。雑菌が入ると異常発酵を起こす可能性が高まり、麹作りがうまくいきません。

日本酒や味噌の仕込みが寒い冬に行われるのも同じ理由です。麹ができるのは冬で日本酒や味噌、甘酒の原料である麹の需要が冬に高まったため、甘酒=冬のイメージに繋がったのです。

「飲む点滴」「飲む化粧水」と言われる甘酒の効果とは

昔から「飲む点滴」と言われる甘酒は、私たちのカラダに必要不可欠な栄養素がたっぷりと含まれています。
ビタミンB1、パントテン酸、葉酸などのビタミンB群
必須アミノ酸を含むアミノ酸類
ブドウ糖
ミネラル
食物繊維
麹が生み出す100種類以上の酵素
など、まさにスーパーマルチドリンクなのです。

では甘酒がもつ驚きのチカラを早速みていきましょう!

  1. 生きたまま腸まで届く、甘酒の乳酸菌
    ヨーグルトなど一般的な乳酸菌は動物の乳を利用しますが、甘酒は100%植物性乳酸菌です。植物性乳酸菌の何がすごいかというと、動物性乳酸菌に比べて胃酸に強いんです。腸内細菌のバランスを整えて免疫力を高めることが乳酸菌の役目ですから、そりゃ〜腸まで生きたまま行ってくれなきゃ!
  2. コウジ酸で美白美人に
    甘酒には肌を白くする、肌の艶を美しくするなど「飲む化粧水」とも言われています。麹に含まれるコウジ酸はシミやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあります。麹をたっぷり使った甘酒を飲んで、カラダの内側からもキレイを目指そう!
  3. 100種類以上の酵素でダイエット
    麹は米に麹菌を混ぜて造ります。麹菌が繁殖する際に、米のデンプンを糖化させるアミラーゼ、タンパク質をアミノ酸にするプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼなど多くの酵素を出します。麹で作った甘酒には麹が造る100種類以上の酵素が溶け込んでいます。酵素は代謝に欠かせない大切な栄養素です。酵素を補給することで代謝が活発になり、カラダに溜まった老廃物や毒素が排出されて、ダイエット効果が期待できちゃうのです。ただし、飲み過ぎはいけませんよ。
  4. 生命の源、アミノ酸で疲れ知らず
    タンパク質を構成する最小単位であるアミノ酸は、細胞や酵素、ホルモンなどを作る生命の源です。人間のカラダはおよそ20種類のアミノ酸でできています。そのうち9種類は「必須アミノ酸」と呼ばれ、体内では合成できず、食べ物から摂るしかありません。必須アミノ酸だけでなく、他のアミノ酸も含む甘酒を飲んで、疲れにくいスタミナアップのカラダになりましょう!

甘酒は米麹で作ったものが断然に良いワケ

甘酒は大きく分けて2種類あります。酒粕を使った甘酒と、米麹を使った甘酒です。

酒粕は文字通り、日本酒を搾った後に残った絞りかすです。酒粕を使った甘酒と呼ばれるものは、酒粕を水で溶かして砂糖を加えたものです。日本酒の絞りかすなので、若干のアルコールが含まれます。

一方、米麹で作った甘酒は、米と麹菌が混ざり発酵することで強力なパワーを持った発酵食品ドリンクになるのです。材料は米と米麹と水のみです。砂糖も入れないノンアルコールなので、赤ちゃんの離乳食にも使えちゃいます。

酒粕で作った甘酒と、米麹で作った甘酒は「麹」のパワーが違います。酒蔵では美味しい酒粕を作ろうと思って酒を造っていません。酒粕はあくまでも日本酒を造った後の副産物。米麹はこれから美味しい日本酒を作るぞ!という意気込みがあります。麹菌は生き物です。パワーを持った麹菌で甘酒を作ることを断然オススメします。

米麹を使った甘酒の作り方(炊飯器を利用)

材料
米(無農薬玄米で作ると玄米甘酒になります) 1合
米麹                    200g
水                     適量
黒米                    大さじ1/2
(今回は色合いをつけるため黒米を入れました)


1.米と黒米を合わせて洗い、炊飯ジャーに合わせた水の量で、おかゆモードで炊く。
2.炊き上がったら50℃くらいに下がるまで冷ましておく。


3.ミキサーに入れてドロドロの液体状にする。水分が足りない時はミキサーが回りやすいように水を足す。
4.米麹、おかゆ、米麹、おかゆと交互に重ねて炊飯ジャーに入れていく。


5.ゆっくりと混ぜたら、炊飯器の蓋は開けたまま保温モードでスイッチオン!乾燥するので上に濡れ布巾をかぶせておく。


6.1時間ごとに、ゆっくり混ぜてあげる。(ここからは美味しい甘酒を造るために手間をかけてあげましょう。混ぜる時には、美味しくな〜れ♫と声がけすることがポイントです。麹菌はちゃんとあなたの声を聞いていますから。)


7.8時間後ぐらいが目安です。最後は味見をしてみてください。優しい甘みがしたら甘酒の完成!
(最後に日持ちをよくするために火入れする方法もありますが、私は生きたままの酵素をいただきたいのでこのまま冷まして冷蔵庫へ。そのかわり日持ちはしません。早めに飲み干しましょう。)

甘酒はそのまま飲んでも美味しいですが、スムージーに入れたり、ドレッシングに使ったり、漬物をつけたり、カレーの隠し味にしたり料理のレパートリーが広がります。万一、甘くならない甘酒ができてしまっても、料理で大活躍できるのでアレンジ甘酒してみてください。