血栓の生成を防いで血液サラサラ効果のぎんなん 生命力あふれるぎんなんを食べてパワーをもらおう

イチョウ並木といえば東京の明治神宮外苑が有名です。秋晴れの青空に黄金色に輝くイチョウ景色は秋の風物詩ですね。イチョウの木は街路樹として最も多く植えられている日本では馴染みのある木です。

茶碗蒸しに入っているぎんなんが好きです。
こんにちは、ローフードアーティストのEricaです。

友人の家の庭でぎんなん拾いをしてきました。ぎんなんが取れるのはご存知のように、イチョウの木です。ぎんなんについて調べていると面白いことがわかりました。

「生きた化石」と呼ばれる奇跡の木

イチョウ科の植物は約2億5千万年以上前から世界的に繁栄していました。恐竜達がイチョウの葉や実を食べて種を運んでいたのでしょう。地球上の生物がほぼ絶滅した氷河期にもなんとか生き残り、現在も種を存続している生命力のとても強い木です。大昔から現在までほぼ同じ姿で生息しているいるので、「生きた化石」ともいわれています。

私の出身地である神奈川県の鶴岡八幡宮には推定樹齢1000年ともいわれる大イチョウの木がありました。鶴岡八幡宮のシンボルともいえる大イチョウの木が、2010年に強風により根元から倒れてしまいました。しかし、現在では根の部分から新たな若芽が生えてきて成長を続けています。このことからも生命力の強さがわかります。

日本へは中国から仏教伝来とともにやってきました。ぎんなんを果実として分類し始めたのは15世紀末ごろといわれています。

ヨーロッパではイチョウは既に絶滅していましたが、江戸時代に長崎の出島で医師として滞在していたドイツ人のケンペルさんが自国へ持ち帰り、そこからヨーロッパ各地へ広まっていきました。ケンペルさんは銀杏を「ギンキョウGinkgo」と発音してそれがそのまま使われ、ドイツ語、英語ではイチョウのことを「Ginkgo」と言います。ゲーテも愛した木であるイチョウの語源が日本起源であることを知り、ちょっと嬉しくなりました。

ぎんなんの成分と効能

もちもちとした食感のぎんなんの主成分はタンパク質と糖質です。ぎんなんには特有成分のギンコライドが含まれています。ギンコライドには血栓の生成を防ぐ働きがあり、脳や心臓への血流を良くして脳血栓、心筋梗塞などを予防します。その他、カロチン、ビタミンB1、ビタミンC、カリウムなどが多く含まれています。

ぎんなんは古くから漢方薬として利用されています。肺の機能を高めて喘息や咳止めとして、炒ったぎんなんは夜尿症の特効薬として利用されています。ちなみに生のままですと利尿作用があります。しかし、生ではなかなか食べにくいですよね。

ぎんなんの下処理

ぎんなんといえば強烈な匂い。この独特な香りは種が食べられるのを防ぐための自然の本能です。ニホンザルやネズミなどはこの異臭のおかげでタネに近づきもしませんが、アライグマは平気で食べるそうです。この果肉を取り除くための下処理を行いました。

まず、拾ってきたぎんなんを2日ほど水に浸けます。強烈な匂いの果肉が柔らかくなり、取り除きやすくなります。

周りの果肉を取り除いていきます。この時にゴム手袋は必須です。ぎんなんには漆などのようにかぶれを引き起こす成分があるため、特に皮膚が弱い方は直接触らないように気をつけましょう。

脱ぎたての靴下のような香り・・・。

果肉を取り除いたタネを水でこすり洗いをします。

天日に干しましょう。

この日は満月でしたので、一夜干しっぱなしにしてフルムーンパワーをチャージしました。

下処理の完成です!

簡単!ぎんなんの殻の割り方

ぎんなんのあの硬い殻を簡単に割る方法です!

【準備するもの】
まな板
タオル
包丁

1、まな板の上にタオルを引いて、片手でぎんなんの合わせ目を上にして固定します。

2、包丁の背をを下にして、ぎんなんの合わせ目に当たるように振り下ろします。

力を入れすぎると、中の実も真っ二つになってしまいます。手首のスナップをきかせて軽く振り下ろすのがポイントです。

 

ぎんなんと相性の良い食材

ぎんなんと相性の良い食材と食べ合わせることで、ぎんなんだけで食べるよりも体への効き目が2倍にも3倍にもなります。

ぎんなん ➕ マグロ、イワシ、アジ、ごま、鶏肉  健脳効果、老化防止、肝機能強化

ぎんなん ➕ ふき、ピーマン、きくらげ、納豆、ワカメ  高血圧予防、動脈硬化予防、心臓病予防

ぎんなん ➕ 大根、イチジク、りんご、レモン 咳止め、大腸がん予防

ぎんなん ➕ オクラ、昆布、ごぼう、しいたけ、桜エビ コレステロール低下、高血圧・動脈硬化・心臓病予防、集中力を高める

参考)食べ合わせ新百科 体が喜ぶ最新栄養成分 白鳥早奈英 ブックマン社

ぎんなんは食べ過ぎに注意!

子供の頃、ぎんなんを食べ過ぎちゃダメよ!なんて母に言われたのを覚えています。ぎんなんにはアルカロイドという毒成分が含まれており、食べ過ぎるとぎんなん中毒になり消化不良、ひどい時は痙攣などの症状が起きる場合があります。

大人は一日10個以内、子供は1日1〜3個まで、特に小さな子供には注意するべきだと思います。