弓道を通じて学んだこと「丹田」を鍛えることでエネルギーが高まり、体力・メンタルが強くなる

昨日は大分県体育大会の弓道競技に選手として出場しました。
日頃の練習不足により、試合の結果は散々たるものでした。。。

こんにちは。高校から大学の7年間、弓道部に所属していました、Ericaです。
弓道は日本の武道の一つです。武道とは武術とも言い、己の道を求める、心技体を一体として鍛える日本の伝統的な運動文化です。弓道という武道を通じて、丹田を鍛えることの重要性を学びました。

弓道の基本動作「射法八節」

弓道は弓矢を持って的を射る際の基本的な動作、「射法八節」という射法の法則を理解しなければなりません。

1.足踏み・・・射手が矢を発する時に、的と射手の相対的位置を決定する最初の行射動作。
「足踏み」は、射位(弓を射る位置)で脇正面に向かって立ち、両足先を的の中心と一直線に外八文字に開く動作である。その角度はおよそ60度で、両足先の間隔は、およそ自己の矢束(やつか)とする。

2.胴造り・・・足踏みの上に腰を据え、自然の体に上体を据えた行射過程の一つ。
「胴造り」は、「足踏み」を基礎として、両足の上に上体を正しく安静に置き、腰を据え、左右の肩を沈め、脊柱及び項を真っ直ぐに伸ばし、総体の中心を腰の中央に置き、心気を丹田におさめる動作である。

3.弓構え・・・足踏み、胴造りを終えた後に、取り懸け、手の内を整え、物見を定めて打ち起こす準備の 完了した構えをいう。
「弓構え」はいよいよ射の活動に移る直前の動作である。したがって「足踏み」「胴造り」による基礎体勢を保持しつつ、呼吸を整え気力を充実して動作しなければならない。

4.打起し・・・弓構えをし、弓を最も引き分けやすい位置に持ち上げる動作である。

5.引分け・・・「引分け」は、打ち起こした弓を左右均等に引分ける動作である。
「引分け」は射の運行にあたってその中心をなすもので、「引分け」の良否は次にくる「会」「離れ」に大きく影響する。昔は「引取り」と称していたが、射を行う場合、弓を押し弦を引いて弓を左右に等しく分けるのであるから、表現どおり現在は「引分け」と称している。

6.会・・・会とは、射法上無理なく矢束を引き締め、押し引きに努め、やがて離れに至る過程を言う。
 「会」は形の上では「引分け」の完成された状態をいうが、射手の心理からいえばむしろ無限の「引分け」である。今までの諸段階はこの「会」に到達するために行ってきたもので、精神・身体・弓矢が渾然一体となり、間断なく天地左右に伸張して(伸合い)発射の機を塾せる頂点で、まさに弓射の極致である。

7.離れ・・・上下左右に十分伸び合い気力丹田に八、九分詰りたる時、気合の発動により矢を発する。

8.残身(残心)・・・矢の離れた後の姿勢をいう。離れによって射が完成されたものではない。なお残されたものがある。精神でいえば「残心」形で言えば「残身」である。「残身」(残心)は「離れ」の結果の連続であるから、「離れ」の姿勢を崩さず、気合のこもったまま、体は天地左右に伸張し、眼は矢所の着点に注いでいなければならない。

引用:日本弓道連盟編 弓道教本 第1巻 射法編 

弓道の動作は、柔道や剣道など他の武道と比べゆっくりです。そのため呼吸を整えること、気力を充実すること、そして「丹田」を意識することがとても大切です。

丹田を意識するとは?

「丹田を意識する」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?

「丹田て、武道でよく聞くよね。」

「丹田、、、おヘソのあたり?」

「丹田、、、てなに?」

丹田には上中下の三つの丹田があると言われています。(三丹田説)上丹田は眉間奥のあたり、中丹田は胸の中央、下丹田はヘソ下の下腹部のこと言います。一般的に「丹田」と言う場合は下丹田のことで、ヘソの指3本分下の下腹部にあり、全身の気力が集まる場所とされています。

下丹田は三つの丹田の中でもっとも重要とされています。「丹田を意識する」つまり丹田を鍛えることで、気力が充実し、健康と勇気を得ると言われています。

丹田を鍛えることのメリット

私たちは生まれてから死ぬまで、起きている時も寝ている時も休むことなく無意識に呼吸をしています。普段無意識に行なっている呼吸に意識を向けてみてください。丹田を意識して呼吸することを丹田呼吸法と言います。具体的には下腹部を意識して呼吸することです。時に吐く息に意識を向けます。息を吐く時に腹をグッと引っ込めて腹圧をかけます。

丹田呼吸法は瞑想や座禅などで行われており、丹田を鍛えることで得るメリットがあります。

  1. 体が温まる。
    丹田に意識して呼吸すると、腹圧をかけてお腹を引っ込めるので体が温まります。
  2. ダイエット効果がある。
    お腹の筋肉を意識して動かすことで、お腹周りが引き締まり、エネルギーも燃焼させることができます。
  3. リラックス効果がある。
    丹田を意識した一定のリズムで呼吸することにより、精神を安定させる脳内神経伝達物質「セロトニン」の分泌がさかんになります。セロトニンは心を平常心に保ち、またストレスに負けないメンタルをプラスに強化する働きがあります。
  4. はっきりと発声することができる。
    丹田を意識して発声すると、アナウンサーのような聞き取りやすい話し方ができるようになります。

 

学生時代の弓道が私にとって丹田が鍛えられ、特にメンタル面が強化されたと思います。これからの人生において、どんな壁にぶつかっても乗り越えられることができるという自信があります。

丹田を鍛えることは普段の日常生活においても取り入れることができます。
呼吸法は家でもオフィスでも、いつでもどこでもできます。
私はバスタイムの湯船に浸かっている時に、丹田呼吸法を行なっています。
一日のうち5分でも丹田に意識した呼吸法を試してみたら、きっと思わぬ体験ができると思います。